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頭巾旅行用

板橋区立郷土資料館の特別展「武具繚乱」にいってきた!



ちょーーっと前に板橋区立郷土資料館の特別展「武具繚乱」
その展示解説の日にお邪魔したら、今までわっかんないな~~と思ってる部分を
めっちゃお答えいただいてアハ体験がすごかったです。


とりあえずこの汚いメモを…(どうぞ)







甲冑のポケットの正式名称は「鼻紙袋」
篭手に付いたしゃもじ的な奴は「瓢(ふくべ)篭手」という名前だそうで。
そして瓢(ふくべ)篭手は「何でこんな形なのか分からない」のだそうです。
分からないという事が分かるのも安心します。
江戸の甲冑は遊び心満載でそこが小物入れになってる奴があるそうです


※参考(展示にはない)


謙信の愛用の刀は鍔のないカッコイイがあったりして、
今まで自分の中でてっきり『拙者は鍔を恃んで仕合しておらぬ(キリッ』的な
「あるものを特別に取り払って危険な美学フヒヒ」なのかと思っていたのですが、
いやいやそれは特別なものではなく、単なる古いタイプだよ、と。
昔の絵巻とかには鍔のないもの沢山書かれているよ、と
言っていただけてそっかーと思ったり。

何故古式なものを愛用してたかは…やっぱ趣味なんですかね?
古色を愛する謙信?と思ったり。


ただ一つちょっとこれは美学なんでないかというものがありまして…





展示の入り口近くにあった大きな金色の甲冑の草摺部分、
上の板の下の板に重ねていくというのが『特異な手法』らしいのですね。
考えてみれば上に重ねないと板を泊めない限りビランビランする。
なにがいいたいかというと、ふと思い出したのが謙信の金色イカ兜
横が下重ねだという事ですよ…






このビラビラは美学なのだと思うと興奮しますわ!

 




時々具足についてる乳首ピアスみたいなのなんなのか、と気になってたのですが
それも名前が判明、「両乳の環(りょうちちのかん)」!!!!そのまんまジャネーカ!

あとは面頬の機能や江戸時代の甲冑の面白さなどなど沢山解説いただいて
アハ体験がすごいすばらしい解説&展示でした






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