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頭巾旅行用

金山城を物見した(太田・後編)


これまでのあらすじ

2015年6月末午後六時、私は仕事場を足場にして群馬へ向かったが
財布にほとんど金がなくクレカもなく、実家にオレオレ詐欺まがいの電話をかけたり
「野宿 方法」「警察 お金 借りる」を検索したりしながら
逆転のネットマネーでなんとか宿と帰りの路銀を確保してスネークセンターで蛇を見る。

太田の「前編」はこちら
※スネークセンターのヘビのことしか書いてません。


金山城を物見した(太田・後編)




今回は佐野城につづいて金山城跡、
頂上まで20分(登山的意味で)を残し無念の撤退、
山城攻めはご計画的に!グギギギイイ!…という話です。



目的だったスネークセンターを午後に出て
近所の木枯らし紋二郎の碑や郷土博物館の埴輪や勾玉をみて、
中途半端に時間余ったどうしようと思いつつ電車で太田に一旦戻って
観光案内所で見所を聞きました。



一時間半くらいで回って帰ってこれるような寺社とかありますか?と聞いて
呑龍さま(大光院)というお寺をオススメしていただいたんですがね…
それを説明してくれるパンフが「金山城」だったんです。

  。oO(あるやん!城跡あるやん!行こう!)

説明受けながらずっとそう思ってました。
地図で見る限り呑龍さまと金山城近い。(縮尺書いてない)
第一おっちゃんは呑龍さまのこと徒歩10分ていってたので。

そうですね、車社会の国民の言うことを真に受けちゃならんかったですね。

徒歩30分だよおっちゃん!!!!!(呑龍さまの時点で)



お寺の門が鉄塔と一体化しているカッコイイ



この商売っ気…嫌いじゃない…


ひたすらまっすぐの道をテクテク歩いてやっと呑龍さまです。
華麗にスルーします。私は金山城跡にいきたいのです。





途中にある新田義貞由来の寺、金龍寺もスルーします。
ひたすら歩きます。




マツタケ取れそうな赤松がいっぱい生えてるんですが
実際マツタケが取れてしかも献上品だったと判明します。

 



山奥に入って突然現れた立派なガイダンス施設です。
内部は撮影禁止だったのでアップできませんが立派な展示とジオラマ、
ジオラマを使いながらの施設の方の解説もあって、
なんか山城って…SASUKEじゃないか!?という面白さを感じました。
(門から覗いてみるとまったく先が見えにくいとか、
ここで横から矢がくるとか、このクランクで見えなくなるとか)



この時点では私は20分かけて山を上って本丸へ向かおうと思ってたんですが

…多分最初に教えてもらって行った道があってたのだと思いますが
すぐの分岐にさしかかった時に道の表示が無く、または分かりにくく、
どっちかの道に足を踏み入れる確信が持てなかったりしたため
不安を覚えて結局三回施設に行きつ戻りつする破目に。


↓ その後地図を見ながら迷い込んだ施設の裏手




その先の道は封鎖されていました。

それが重なるうちに日も暮れてきたし、
イノシシも出るというしで、撤退する判断に。




帰り道、城の一部と行きからずっといた猫。






 やっとみた呑龍さま(大光院)

ここまできて本丸までいけず、
すきっ腹を抱え、そして帰り道徒歩30分ですよ!!!!



神砂嵐を破られたワムウのような目で

太田駅のえらい人…太田駅のえらい人…
今あなたの心に話し掛けています…
レンタサイクルです…駅にレンタサイクルを置くのです…
金山城だけじゃなく…呑龍様詣での需要もある気がします…
レンタサイクルを置くのです…


太田駅のえらい人の心に話し掛け続けました。
実際呑龍さまはツアーバスの駐車場があったり、門前おみやげ店が並ぶ程だったので。
それに金山城だってガイダンス施設で見るにすごい立派なお城だったし
レンタサイクルで個人の観光客も気軽に足を運べたらよかったのにと。
路線バスを通して、などと贅沢は言わないからさ……

というかタクシーかマイカーでしかこれない山奥に
あそこまで立派なガイダンス施設建てて大丈夫なのかな、とかゴニョニョ
その分山道の案内表示にお金をゴニョニョ…

そんな不完全燃焼な金山城でした。
またいくんだろうな…未練を残してしまったので…
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